退職時の面談は必ずある!
なぜ面談を行うの?
どうしても働いている会社を辞めたくなった場合、まずは辞表を作成して上司などに提出することからスタートさせます。その後、辞表を出した理由などについて、面談を行うケースがほとんどです。また、会社によっては退職が決まった後に面談するケースも多々見られます。
各々に目的があって面談しているのですが、特に面談を絶対に行わなければならないという法律などは存在しません。よって、各会社で独自のやり方で面談を行っているのです。
辞表を出した時点での面談は?
では、最も多い辞表を提出した直後に行われる面談にはどのような内容なのでしょうか?辞表では、ほぼ決まり文句となっていて「一身上の都合により退職する」と記載するケースがほとんどです。一身上というのは理由としてあまりにも広すぎて、具体性がなく感じてしまいますよね。
そこで、面談において具体的な退職理由を明確にするのです。場合によっては、退職を希望する方が望むことを改善して、そのまま退職を思いとどまってもらうというケースもあります。それは、会社の経営状態や退職される方の貢献度合いなどによって変化します。
面談は基本的に上司が行うのが一般的です。しかし、お互いが感情的になることも懸念される場合は、人事担当が仲裁するという形で面談を行うこともあります。
退職が決まった後に行う面談は?
辞表を提出した時点で、特に問題なく受理されて退職が決まった後でも、面談を行うケースがあります。この場合でも、退職理由を明確にすることを目的として行われます。この面談を行ううえで出てきた意見等は、今後の会社運営にフィードバックすることで、より働きやすい会社を作り上げるためのデータとなるのです。
また、面談以外でもアンケートなどを行い、より具体的な意見を聞く会社も多くみられます。
退職時の面談で注意したい点は?
退職の理由は事前に明確にしておくこと!
辞表を出した後の面談については、事前に退職理由を明確にしておくことが重要です。これは、面談の中で必ず質問される内容であり、円満に退職するために重要な要素となるからです。退職する際には、さまざまな理由があります。例えば、人間関係で悩んでいたり、処遇や給与面で魅力を失ったりするなどのことが挙げられます。
これらをストレートに伝えると、逆に会社側にとっては「わがままな人間」という印象を持つ可能性もあるのです。心の中では思っていることでも、理由としてストレートに伝えるのではなく、ある程度オブラートに包んでおくことも重要です。例えば、処遇に関した内容で退職したい場合は、自分の能力をより活かせる仕事に就きたいなどと言い換えれば、伝わる心象がまったく違ってきます。
場合によっては、嘘の理由を作ることも重要です。ただ、過度な嘘は逆に心象を悪くする可能性もあるため注意してください。
絶対に感情的にはならないこと
退職を決意したとなると、もう会社との縁を切るというまでの決断を下していることもあります。そうなると、今まで我慢していた部分をすべてさらけ出して、本音を語りたくなります。そこで注意したいのが、感情的になってしまうという懸念がある点です。感情的になると、冷静ではなくなり正しくない意見も述べてしまうこともあるのです。
逆に、面談する側も感情的になってしまうこともあり、お互いが感情的になると収集が付かなくなる可能性もあります。そこで、面談は上司ではなく第三者が行うこともあるのですが、まずは冷静になって要点のみを伝えるようにしてください。ポイントとなるのは、退職理由とそれに至った経緯などです。例えば、パワーハラスメントなどは社会的にも問題になっていることもあり、会社としても敏感に捉えています。
明らかにおかしいと思うパワーハラスメントをかいつまんで、伝えるとよりスムーズに面談が進みます。更に、その事実があったことでどのようにしたいという明確なビジョンが示せれば、より説得力が増すのです。

このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪
みんなに役立つ情報をお届けします。